フリーランスへ転向する魅力

近年、IT業界ではエンジニアをはじめとしたさまざまな職種で、独立してフリーランスになる人が増加傾向にあります。フリーランスといえば会社員と異なり、自分で仕事を取ってこなければなりません。そのため、エンジニアとしてのスキル以外にも、営業力や責任感が求められます。一見して大変そうなイメージがありますが、それでもフリーランスに転向する人がいるのは、それ以上の魅力があるからです。まずは、フリーランスという働き方が持つ自由度の高さが挙げられます。仕事内容によっては、クライアント企業に出勤する常駐型の働き方もありますが、場所を選ばずに働けるケースが多いです。出勤することに手間やストレスを感じる人は、自宅やカフェなど好きな場所で仕事ができることが大きな魅力になるでしょう。

また、場所だけでなく勤務時間にある程度の融通を利かせられるのも、魅力の一つです。フリーランスは業務委託契約を結ぶことが多いですが、基本的にエンジニアの場合はプログラムや設計書など成果物の納品が主な業務内容となります。成果物が納期に間に合う、かつ品質が担保されているのであれば、その過程の勤務時間について問われることはありません。そのため、8時間労働といった義務を自分に課す必要がなく、早く終わればそこで仕事を終わったり、土日に作業して平日に休んだりといった選択肢も自由です。このように、時間に縛られない働き方ができるのもフリーランスの大きなメリットであり、会社員では実現できない強みと言えます。